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バラ(薔薇)とは

バラ(薔薇)は、バラ科バラ属の種(しゅ)の総称です。

主にそれらから品種改良され栽培されたものを指します。野生のバラはノバラ(野薔薇)と呼ばれます。

また、「薔薇」という漢字は「ばら」の他に「そうび」「しょうび」とも読みます。


バラは北半球の温帯域に広く自生していますが、南半球には自生していません。現在は世界中に約120種類ものバラがあります。

バラは主に観賞用、そして香料の原料に使われます。

観賞用に品種改良されたものは、香りの少ないものが多いです。

香料の原料としてはかなり古くから用いられており、香水や死者への塗油(Anoint)として使われていました。

古代ギリシア・ローマでもたいへん愛好されていました。ローマでは、属州の北アフリカや中近東で盛んにバラの栽培が行われていました。

プトレマイオス朝エジプトの女王、クレオパトラもバラを愛好し、花や香油をふんだんに使っていました。

野生のバラは、3千万年も前にすでに北半球の各地に分布していたことが採取された化石から分かっています。

バラが人類の歴史に登場したのは紀元前にさかのぼりますが、書物に登場したのは古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』です。この詩の中には、バラの棘について触れている箇所があります。

バラが西ヨーロッパに広まったきっかけは十字軍です。11世紀から13世紀の間に何度も遠征した十字軍が、東方からの帰りにバラの新種を持ち帰って広めました。



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